22.12.15〜12.17 若宮おん祭り&奈良散策 | 鉢indexに戻る |
「春日若宮おん祭」は、大和の年中行事の中で最も豪華、趣深く年中行事の最後を飾るにふさわしい。保延二年(1136年)に春日大社の若宮(天押雲根命)に大飢饉の厄払いをしていただくため本宮からお旅所に一日だけお渡りいただいたのが始まりと伝える。 しかし何か変だ。春日大社には強力な四柱の神々がおられるのに、何も若さんにお願いしなくてもよいような気がする。私が思うに「若さんは、四柱の神々に頭を抑えられていて可哀そう。たまには外へ出て気分転換をしてやろう」と言う大和の方々の暖かい思いやりではあるまいか、ついでに我々も一緒に・・夜中に出て夜中に戻るという一日とはいえ二晩ある。 それはさておき、若宮が午前0時に本宮を出発してお旅所に渡られるのを「遷 幸」と言い、実に「神が渡る」を実感。 |
参道を清める松明が行った後は、眩しいほどの十六夜の月の他に灯りは一切なく若宮様を十重二十重と取り巻く神職の「お〜」「お〜」の声につつまれ厳かに進む。思わず手を合わせ「神が渡られる」のを感じた。 上の絵は、お旅所での「暁 祭」(渡られた若宮に食事を差し上げる)が終わり篝火が終わる一瞬、「だ太鼓」に神職の冠の糸嬰(えい)が揺れて映っている。おん若宮の詳しくはここを ★下の絵か説明をクリックして下さい★ |
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