青海湖・河西回廊

2010.6.20〜29 訪問

                                        西域の本                                            私にとって「シルクロード」と言う単語は年齢に応じて反応は異なるが、なんとなく切れずにいる。高校生の頃は、漢詩の舞台として、天山南路・北路等は世界史の教科書の中で、その後は、井上 靖の「敦 煌」「楼 蘭」、陳 舜臣の西域もの、中島 敦、清張の小説等や並河万里、篠山紀信等の写真集である。
  シルクロードのロマンとはなんであろうか、この道の開拓は誰かが拓いたものではなく数えきれない人々の歩いた、謂わば「獣道」であろう。 この地は、民族の治乱興亡の万骨の上に王や英雄達が輝いていることを知り、楼蘭征戍の児の嘆きも衣をうつ長安の妻の想いもまた今に通じることも忘れられないことである。しかし現在、「西部大開発」の掛け声でこの河西回廊に鉄道、道路が砂漠の中を走り、工場、住宅の建築も盛んで大きな変貌が始まっており、人々の生活も大きく変わるだろう。

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西寧〜青海湖羊の向こうは青海湖 張掖・酒泉酒泉の名前の出どこ 嘉峪関万里の長城終わる
陽  関陽関通行手形、名前入り 玉門関玉門関近し 敦 煌莫高窟 西安、他大雁塔
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